腱鞘炎にはお灸がおすすめ!?ツボの場所とやり方を解説

悩み別

手をよく使う仕事の人がなりやすいといわれた腱鞘炎

スマホやパソコンが普及した今、
腱鞘炎は多くの人がかかる
「現代病」になりつつあります。

病院に行って湿布や痛み止めを
もらう
ことがほとんどですが、
それではなかなか良くなりませんよね。

実はそんな腱鞘炎にも「お灸」が効く
ことをご存知ですか?

腱鞘炎を治すにはセルフケアがとても重要。

手首まわりのツボと
正しいセルフ灸のやり方を知って、
腱鞘炎の痛みから解放されましょう!

腱鞘炎のお灸!手首の周りの5つのツボを紹介

腱鞘炎の痛みを和らげてくれる、
手首の周りのツボを5つご紹介します。

1.合谷(ごうこく)

手の甲側、
親指と人さし指の付け根のくぼみにあるツボ。

頭痛や肩こり、めまいなど
多くの効能を持つ万能ツボで、
手や手首の痛みにも効果があります。

2.魚際(ぎょさい)

手のひら側、
親指のつけ根のふくらみの手首よりにあるツボ。

親指の痛みに効果があります。

3.手三里(てさんり)

肘関節の外側、
手首に向かって指3本分下がったところにあるツボ。
ぐっと押すと痛みがあるはずです。

手首や腕の痛み、疲れに効果があります。

4.陽谿(ようけい)

手の甲を上にして指を広げたとき、
親指の付け根あたりにできるへこみにあるツボ。

手首の関節の痛みを和らげてくれます。

5.外関(がいかん)

手首の甲側、
手首の真ん中から肘に向かって
指3本分のところ
にあるツボ。

手首や指の痛みに効果があります。

 

腱鞘炎にお灸は効果的?いつから実感できる?

腱鞘炎とは、手首や指を動かすための「腱」と
それを包む「腱鞘」がこすれておきる炎症のこと。

お灸で熱刺激を与えることで血管が収縮・拡張し、
手首や指の炎症を抑える効果があります。

さらに「もぐさ」そのものにも
鎮静・鎮痛作用があるので、
お灸をすると痛みを和らげてくれます。

お灸は自己治癒力を高めて、
体の内側から治していくというもの。

すぐに効果を感じる方もいますが、
基本的には徐々に痛みが和らいでいきます

毎日続けることで、
1週間から10日ほどで痛みの改善を実感
できるはずです。

腱鞘炎のお灸の正しいやり方を紹介

自宅でのセルフお灸には、
もぐさを直接のせない「台座灸」が安心。

台座灸の使い方をご紹介します。

①ツボを見つける

ツボの付近を指で軽く触ってみてください。

皮膚のカサつきやへこみを感じる場所
見つけられますか?

そこがあなたのツボです。

見つからなかった方も、
あまり神経質にならなくて大丈夫。

触ったり押してみて
なんとなく「ここかな?」というところ
を探してみてください。

位置が決まったら、
ペンや爪で印をつけておくと分かりやすいですよ。

②お灸に着火する

台座のシールをはがして指先にのせ、
ライターなどで火をつけます。

自分の指や周りにあるものに火が移らないように
十分注意してくださいね。

③ツボにお灸を据える

お灸を水平に保ちながら、
先ほど印をつけたツボに置きます。
もぐさが肌に落ちないように注意しましょう。

しばらくするとじんわり温かさを感じてきます。
熱くなりすぎたら少し位置をずらしましょう。

我慢は禁物です!

お灸で熱く感じないのは間違っている?

お灸を据えてもまったく熱を感じないと不安ですよね。

でも大丈夫!

同じツボでも、
炎症の程度やその日の体調によって
感じ方が変わります。

1つ目で感じなかったらもう1つ、と
熱を感じるまで続けてみましょう。

とはいえ、やりすぎはNG!
「1つのツボに3個まで」を目安に
お灸を据えてみてくださいね。

腱鞘炎のツボの押し方!マッサージの方法は?

職場や外出先などでお灸ができないときは、
マッサージでツボに直接刺激を与えましょう。

ツボを見つけたら、
反対の手の親指で優しく押してみてください。

力は入れすぎず、
「痛気持ちいいな」と感じるぐらいが目安です。

時間は1回1分程度。
1日に何回押しても大丈夫です。

ドケルバン病にも腱鞘炎のツボは良い?

腱鞘炎の中でも近年増えてきている
「ドゲルバン病」をご存知ですか?

手首の親指側が痛むもので、
パソコンやスマホの使いすぎが原因と言われています。

そんなドゲルバン病にも腱鞘炎のツボは効果的。

親指側にあるツボ「陽谿」と「魚際」
お灸やマッサージを試してみてください。
親指の痛みが和らぐはずです。

まとめ

腱鞘炎におすすめのツボと、
お灸のやり方をご紹介しました!

指や手首の炎症である腱鞘炎は、
手の使いすぎが原因。

1日のうちのほとんどをパソコンやスマホを
見て過ごす私たちにとって、
とても身近な病気です。

普段の動作で痛みが出る腱鞘炎は、
手を完全に休めることが一番の治療法。

しかし実際にはそんなことはできないので、
一度起こってしまうとなかなか治せないんです。

パソコン作業の際の姿勢に気をつけたり、
1時間に1回は休憩してストレッチをしたり。

腱鞘炎にならないためには、
普段の生活から手や指を休ませる習慣をつける
ことが大切です。

腱鞘炎にはお灸が効果的ですが、
「お灸があるから痛くなっても安心!」
と思うのは本末転倒。

少しでも痛みや違和感を覚えたら手をとめて、
お灸やマッサージで早めのケアを心がけましょう。

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