あなたは、硬いものや冷たいものを食べた時に
「うっ！」となったことがありますか？
０歳から85歳以上までの日本国民6216人に「歯や口の状況」を調査した結果、全体の12.2％が「歯が痛い、しみる」と回答
（引用 : 厚生労働省 『平成28年 歯科疾患実態調査結果の概要』より P.35 ｢歯や口の状態｣）
なんと、老若男女、こんなに多くの日本人が
日常的に歯痛に悩まされています。
ところが、実は歯痛にはツボ刺激が効果あり
なんですよ。
でも、ツボの場所を間違えて押してしまったら、
効果がないばかりか、
更に歯痛地獄に陥ってしまう可能性も･･･
そこで今回は
- 歯痛におすすめのツボ5選！探し方も紹介
- 歯痛のツボへのお灸のやり方は？
- 歯痛のツボが効かない場合の対処法はある？
など、歯痛のツボの場所と探し方、ツボ刺激の
やり方について詳しく解説していきます。
ぜひ、参考になさってくださいね。
歯痛におすすめのツボ５選！探し方も紹介
歯痛の主な原因は虫歯と知覚過敏です。
痛いですよね･･･
一刻も早く歯医者さんに行って治
療したいところですが、
なかなか時間が取れなかったり、
行きたい時に限って休診日だったり
するんですよね。
そんな時は、とりあえず
歯痛に効くツボを少し強めに押し揉んでみて
ください。
一時的にですが歯痛が緩和します。
でも、それはあくまで応急処置なので、
必ず歯医者さんには行ってくださいね。
1.歯痛におすすめのツボ！足にあるのは？
湧泉（ゆうせん）
足指を内側に曲げた時にできるシワの
くぼんだところ。
言わずと知れた万能ツボです。
内庭（ないてい）
足の甲の人差し指と中指の付け根。
特に、上の歯と歯茎の痛みに。
太（たいけい）
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ。
復溜（ふくりゅう）
内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみから
指３本分上。
2.歯痛におすすめのツボ！手にあるのは？
合谷（ごうこく）
親指と人差し指のやや人差し指寄りの
付け根。
鎮痛効果が高いので、歯痛を感じたら
まずここを揉んでみる。
商陽（しょうよう）
人差し指の爪の生え際(親指側)。
特に、下の歯と歯茎の痛みに。
歯痛点（しつうてん）
手の平の中指と薬指の付け根の間。
合谷では効果が無い場合に。
3.歯痛におすすめのツボ！顎にあるのは？
承よう（しょうよう）
下唇と顎の間の中央のくぼみ。
歯茎の腫れにも。
頬車（きょうしゃ）
歯を食いしばった時に耳の下で
筋肉が盛り上がるところ。
特に、上顎の歯の痛みに。
下関（げかん）
頬骨の中央あたりで、
口を開けるとくぼむところ。
特に、奥歯の痛みに。
4.歯痛におすすめのツボ！耳にあるのは？
翳風（えいふう）
耳たぶの後ろ少し下のくぼみ。
中耳炎や口臭予防にも。
5.歯痛におすすめのツボ！腕にあるのは？
曲池（きょくち）
肘を曲げた時にできるシワの腕の上側先端。
歯痛の特効ツボ。
温溜（おんる）
手の甲で、手首の中心と肘の中心を
結んだ線の中間点やや手首寄り。
特に、歯茎の腫れに。
歯痛のツボへのお灸のやり方は？
ツボにお灸をすることで、
全身の血行が良くなります。
顎を使い過ぎたり歯を食いしばり過ぎたりして
歯が痛い、歯茎に炎症があって歯が痛い、
というような時には、
合谷などの歯痛のツボにお灸をして
血行を良くし、筋肉を緩めてあげると、
痛みが和らぐでしょう。
ただし、歯痛の中には、虫歯の痛みのように
まず冷やすことが鉄則で、
温めて血行がよくなると、逆に神経を刺激して
痛みが増してしまうタイプのものもあります。
虫歯や知覚過敏の歯痛の緩和には、
お灸よりもマッサージの方をおすすめします。
鍼も可能です。
歯痛のツボの効果は？押し方＆マッサージの方法
歯科分野において「ツボ刺激の鎮痛効果」は
もうかなり前から有用性が認められ、
実際の治療にも取り入れられています。
ツボ押しは歯痛に即効性がありますので、
一時的な応急処置として大いに活用すると
よいでしょう。
実際に歯痛を感じている時には
ツボを押すとかなり痛みを感じると思いますが、
少し強めの圧でグーッと押したり揉んだり
してみてください。
爪楊枝何本かを輪ゴムでまとめたものでツボを
ツンツン刺激したり、市販のマッサージ棒を
使って押すのもおすすめなやり方です。
歯痛のツボが効かない場合の対処法はある？
歯痛のツボが効かない･･･
考えられる対処法は、
- 鎮痛剤を飲む
- 鎮痛の塗り薬を歯に塗る
- とにかく一刻も早く歯医者さんへ行く！
でしょうか。
また、歯痛と言ってもいろいろと種類があります。
例えば、その痛みの大元がストレスだったり
肩凝りだったりした場合は、
そちらの症状に効果があるツボを刺激してみたら
よいかもしれません。
歯が痛すぎて眠れないというのであれば、
睡眠に効果のあるツボを刺激して、
なんとか寝てしまうというテもあります。
ただ、やはり今挙げた方法はどれも対処療法であり
根本的な痛みが完全に治るわけではありません。
一時的に痛みが和らぐことで安心して
ずっとそのままやり過ごしてしまい、
その間に虫歯が取り返しのつかないくらい
悪化してしまうこともあります。
やはり、何はともあれ歯が痛くなったら
早めに歯医者さんへ行ってくださいね。
まとめ
いかがでしたか？
これで急な歯痛にも、とりあえず慌てず
対処できますね。
おさらいすると・・・
- 歯痛はツボ押しで緩和可能
- 冷やした方がよい歯痛にはお灸よりも
鍼かマッサージの方がよい - 歯痛のツボを押す時は少し強めの圧で
- 歯痛のツボが効かない時は、とにかく
早く歯医者さんへ行くべし
歯痛のツボは一時的には歯痛を和らげますが、
まずは日頃の口腔ケアをきちんと行い
歯痛の状況が生じないようにすることが
一番ですよ！
