座禅を体験する時の服装!男性女性/夏冬問わずおすすめなのは?

座禅

日々忙しく過ごしていると、
ふと、喧噪から離れて静かにリラックスしたい
思うことがありますよね。

そんな時におすすめなのが座禅です。

【座禅の準備】
禅堂の入り口に入ったら沈黙。合掌したまま自分の単(座布団)まで進み、坐ります。足の苦痛、しびれ等を防ぐために、靴下は脱ぎ、身体を締め付けない、ゆったりとした服装にしましょう。
【座禅の仕方】
座禅には、整えなければならない三つのものがあります。
その三つのものとは、身体、呼吸、心です。(引用 : 龍雲寺公式HPより『座禅の準備 仕方』)

準備の段階から既に
「静かでゆったり」な感じがしませんか?

座禅は自宅でもできますが、
せっかくやるなら
最大限にゆったりとリラックスできるように
服装にも拘ってみたいものです。

そこで今回は、

  • 男性女性/夏冬問わずおすすめな座禅の服装
  • お寺で座禅体験する時のルール
  • 座禅の服装おすすめ3選

など、座禅をする時に適した服装について
詳しく解説していきます。

ぜひ参考になさってくださいね。

座禅に適した服装とは?

座禅の胡座である結跏趺坐・半跏趺坐
ただ軽く足を交差させるのではなく、
足先を反対側の足の太腿の上に乗せるという
股関節と足首の柔らかさが要求される
難儀な姿勢です。

普通の座禅初心者さんにはまずできませんが、
なんとかそれらしい体勢を取ろうと思ったら
締め付け感のないゆったりした服装
必須になります。

ピチピチのGパンやスリムパンツでは
下半身の血行が悪くなり過ぎて、
座禅で精神リラックスするどころか
地獄の拷問状態になってしまいますよ!

身体を締め付けないゆったりした服装としては

  • スウェットやジャージの上下
  • Tシャツに短パン
  • パジャマの上下

あたりがお手頃ですが、

ちょっと服装に拘ってカタチから入って
座禅に対するモチーベーションを上げるなら、
作務衣(さむえ)」がおすすめです。

作務衣は男女・シーズンを問わず
誰でもいつでも着ることができますし、
一着持っていれば座禅をする時以外の
普段の部屋着やパジャマ代わりとしても
着回せて大変便利です。

*座禅の詳しいやり方はこちらの記事からどうぞ。

座禅の服装!男性におすすめなのは?

男性が座禅をする時は、
ジャージやスウェット・作務衣などの服装が
上述のようにゆったり加減がよく、
オールマイティーに着られるのでおすすめです。

半着+袴というのも座禅着としてアリですので
剣道や弓道などを嗜む方は
ちょっと気合いを入れて座禅したい時は
道着を着用してもいいですね。

普通のシャツ+パンツでも構いませんが、
下半身の締め付けが強いGパンや加圧スパッツは
座禅には不向きです。

座禅の服装!女性はパンツとスカートどっちがいい?

座禅をする時にどんな格好をしたらいいのか
女性なら迷ってしまいますよね。

男性と同じくジャージや作務衣がおすすめですが
そうでない場合、パンツがいいのかスカートが
いいのかも悩むところです。

結論から言えば、
パンツでもスカートでもどちらもOK
ですよ!

ただし、締め付け感が強いスリムパンツや
タイトのミニスカートはおすすめできません。

ガウチョパンツやロングのフレアスカート
ゆったりしていて着心地が良く
見た目も無難なので、自宅座禅ではもちろん
外部の座禅会などでも着られそうですね。

座禅会の主催団体によってはスカートがNGだったり、お揃いの座禅服を貸し出してくれるところもありますので、座禅会に申し込む際に必ず当日の服装についても確認してください。

座禅の服装は夏冬同じでいい?

せっかく座禅をしても
暑さや寒さで気が散ってしまっては
元も子もありません。

なので、座禅をする時には
服装での温度調節はとても重要な事項です。

ただ、自宅座禅なら夏は冷房、冬は暖房で
室温を快適温度に設定できますし
お寺の座禅会でも最近はエアコンで適温に
保たれているところがほとんどですので、
服装に関して難しく考えることはありません。

自宅座禅では、
夏は作務衣で暑かったら代わりに甚平にしたり
Tシャツ・短パンでも
構いませんし、
逆に冷房でずっと座禅をして冷えそうだったら
軽くカーディガンを羽織るなど臨機応変に
温度調節できる服装を選んでください。

冬も部屋が暖かければさほど厚着をする必要は
ありませんが、一枚で冷えるようでしたら
上にカーディガンや半纏を羽織ったり、
下にあったかインナーを着たりするのが
よいでしょう。

また、座禅や瞑想用のスポッと被るマントも
一着持っていると便利です。

マントはぬくぬくトロトロ暖かいので、
家にいる時はつい一日中
ずっと着たままになってしまいそうですが・・・

お寺での座禅体験!NGな服装やルールはある?

自宅で気が向いた時に自分のペースで座禅に
取り組むのは、リラックスやストレス解消に
もってこいですが、
たまには、お寺のピリッとした雰囲気の中で
座禅をして、ダレてきたら警策(きょうさく)
呼ばれるあの棒でピシッと叩かれるのも
まんざらではないですよ。

気持ちを切り替えたり気合いを入れたい時には
おすすめです。

お寺座禅の時に気をつけていただきたい事項
まとめてみます。

お寺での座禅でNGとされやすい服装

座禅初心者にも門戸を開いているお寺なら
服装に関してもさほど厳しくはありません。

今まで述べてきたような、常識で考えて
華美でなくゆったりした座禅しやすい服装なら
ほぼ問題はないでしょう。

ただし、ここで二点ほど
よく確認しておきたいことがあります。

① 作務衣について

作務衣は座禅に適した服装ではあるのですが
元来は作業着に位置づけられる服装ですので、
中には座禅での作務衣着用NGのお寺もある
ということを覚えておいてください。

ただ、座禅着として作務衣の貸し出しをしている
お寺も多く、その辺りのことはお寺のHPにも
記載があると思います。

疑問点があれば事前にメールや電話で必ず確認
しておきましょう。

② フード付きの服について

パーカーなどでフードがついた服は、
肩を叩かれる時に警策がひっかかる可能性
あり、お寺での座禅にはふさわしくありません。

実際のお寺座禅では、一般的なイメージと違って
意外と警策で叩かれることは少ないので
フードはあまり問題にならなかったりもしますが、
お寺側から明確に禁止されていない場合でも
フード付きの服は控える方がスマです。

これだけは知っておきたいお寺での座禅のルール

最近は海外からの観光客や若い女性にも
座禅が人気なので、お寺の座禅会が初めてでも
初心者向けに丁寧に事前説明があると思います。

座禅には入堂から座禅終了まで一連のお作法が
ありますので、事前にざっと確認しておくと
よいでしょう。

曹洞宗の公式HPもおすすめです。

⇒座禅の作法(曹洞宗)はこちらをチェック

お作法を頭に入れたら、
あとは、座禅体験させていただくお寺に

  • 服装は自由であるか、禁止事項があるか、
  • 座禅着の貸し出しがあるか
  • 座禅をする時に結跏趺坐・半跏趺坐が
    できない場合は椅子座禅が可能か
  • 必ず裸足にならなければならないのか
  • 着替える場所やロッカーがあるか

などを事前確認し、
当日は僧侶の方の指示に従って
周りの雰囲気を乱さないように厳粛な気持ちで
静かに座禅をしましょう。

円覚寺で座禅体験!服装は自由でいいの?

座禅初心者さんは、
まずは初心者にも広く門戸を開いているお寺で
座禅を体験してみませんか?

鎌倉にある円覚寺(えんがくじ)は、

  • 日曜説教坐禅会
  • 暁点坐禅会
  • 土曜坐禅会
  • 日曜坐禅会
  • 学生坐禅会

など、常時様々な坐禅会を開催しています。

そのほとんどは予約不要で
初心者でも随時無料で参加可能です。

服装についても特に厳しい縛りはなく
身体を締め付けず座禅しやすいゆったりした服装
であればOKです。

ただし、

  • 夏期:肌着・短パンだけの着用不可
  • 冬期:厚手の上着(セーター)等の着用不可

ということですので、
冬場は下にあったかインナーを着ていくなどの
防寒対策をしていくと安心です。

詳しくは、円覚寺の公式HPからご確認ください。

尚、「座禅」と「坐禅」は同じ意味ですが、
こちらのお寺では「坐禅」と表記しています。

⇒円覚寺公式HPはこちら

鎌倉を訪問する機会があったら、
気軽に参加しやすい円覚寺での座禅を
ぜひ体験してみてください。

心のモヤモヤが晴れてスカッとした清々しい
気持ちになれるかもしれませんよ!

永平寺で座禅体験!服装で特に気をつけることはある?

永平寺(えいへいじ)といえば、
700年以上の歴史と伝統がある曹洞宗の大本山です。

その荘厳で凜とした圧倒的な雰囲気は
パワースポットとしても有名ですね。

⇒永平寺公式HPはこちら

日々、多くの修行僧が早朝から厳しい修行に
励んでいますが、
ここでは一般の人でも

  • 日帰りの軽い座禅体験(所要時間50分程度)
  • 一泊二日の参籠(修行の入門コース)
  • 三泊四日の参禅(本格的な厳しい修行コース)

を体験することができます。

日帰りの座禅体験は服装は自由ですが、
女性はスカートやストッキングはNGです。

座禅をする時は胡座で裸足になるので、
ゆったりしたパンツと脱ぎやすい靴下で行くのが
ベストです。

時計やアクセサリーもはずしてくださいね。

宿泊での修行コースでは、申込みをした時に
服装や過ごし方についても指示がありますので
それに従ってください。

修行中はお揃いの着物と袴を貸与されます。

座禅の服装!自宅でする時のおすすめ3選

自宅で座禅をする時は、
特に拘りがなければ服装は何でもいいですが、
せっかくなら、ちょっと気分を出すために
作務衣を着てみませんか?

① 夏用の薄手の作務衣

春から秋にかけての季節には
夏用の薄手の作務衣がおすすめです。

出典 : https://item.rakuten.co.jp/

和の洋服とエプロンのお店 布和里
薄手の布帛生地 女性用作務衣
2,398円(税込み)

春夏向きの薄手の布帛生地仕立て
暑い夏でも風通し良く涼しく着られます。

⇒布和里の女性用作務衣 ご購入はこちら

サイズ・カラーが選べ、お値段もお手頃なので
洗い替え用に色違いで数枚揃えてもいいですね。

男性用の作務衣もご購入できます。

② 冬用のあったか作務衣

寒い冬は、あったか生地の作務衣が便利です。

出典 : https://www.tsukurupajama.jp/

つくるパジャマ
純国産 冬の3重ガーゼ作務衣
12,000円~(税別)

こちらの作務衣は
サイズ・カラー・オプションを選んで
オーダーしてから自社工場で製造する
受注生産なので、少々お高めですが
それだけの価値がある逸品です。

3重ガーゼは通気性・吸水性・吸湿性に優れ
とにかく軽くて暖かいので、
一度着たら手放せなくなること間違いなし!

⇒つくるパジャマの冬用作務衣 ご購入はこちら

男性用の作務衣もご購入できます。

③ 冬の防寒用にマント

作務衣一枚ではちょっと寒くて座禅に集中し辛い
場合は、上にマントを被るのがよいでしょう。

出典 : https://item.rakuten.co.jp/

OHplus
禅・瞑想用マント
4,980円(税込み)

冬場の自宅座禅にぴったりな
ぬくぬく暖かいフリース製のマントです。

裸足で冷たくなりがちな足先まで
すっぽり暖かく包み込んでくれますので、
これなら足先の冷えを気にすることなく
座禅に集中できますよ!

⇒OHplusの禅・瞑想用マント ご購入はこちら

あまりの気持ちよさに、座禅しながら
寝てしまわないようにご注意くださいね。

男女共用で、サイズ・カラーが選べます。

まとめ

いかがでしたか?

座禅というのは、
一旦「めんどくさい」と思ったら
ついダレて3日坊主で終わってしまいがちです。

そこで、とりあえず服装から入ってみると

「せっかく買った作務衣やマントがもったいない」

という気持ちになって、
なんとなく細く長く続けられそうですよ。

おすすめな服装をもう一度おさらいです。

  • 座禅に適した服装は締め付け感がない
    ゆったりしたもので、
    男女・シーズンを問わず作務衣はおすすめ
  • Gパンやタイトスカートなど
    下半身の締め付け感が強い服装はNG
  • お寺によっては作務衣やフレアスカートも
    NGな場合があるので、お寺で座禅体験を
    するなら事前に確認した方がよい
  • 冬場の自宅座禅にはマントがあると便利

暑さ寒さを気にせずに
快適に座禅に集中できるようになると、
終わった時に味わえる爽快感や達成感も
違ってくるかもしれませんね。

あなたのお気に入りの一着が見つかりますように!

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